Vol.41 「『アサーティブ』の勉強に救われて」
私はアサーティブトレーナー養成講座を1年間受講しました。
感情に左右される自分自身を見直す必要があると感じていた頃、アサーティブに出会いました。
アサーティブを学び始めた当初は『アサーティブな日、そうでない日』に一喜一憂し、アサーティブの概念を適切に理解できていなかったような気がします。そして1年の講座を終えた頃、難題がやってきました。
家のメンテナンスなど経済的な問題、友人からの安易で理不尽な依頼、仕事上のトラブルなど容易には処理できない事態が次々と起こりました。ようやく一段落して振り返ったとき、以前の私ならパニックに陥っていたような試練を乗り越えてきた自分がいることに気がつきました。このとき、アサーティブを意識せずに実践して解決につながったのだと実感しました。
1年前の私とは明らかに違います。勉強の成果ならば、これほどうれしいことはありません。これからも、アサーティブな自分自身を築くためにアサーティブの勉強を深めて行きたいと思っています。
Vol.42 「勝手な思い込み」
心の中は不安でいっぱいでした。
お母さんたちとの付き合いが苦手だった私。
以前は、お母さん集団の傍を通るだけでも緊張したものです。
なんだかヒソヒソと自分のことを悪く言われているみたいで、目線も合わせず挨拶もそこそこに足早に立ち去る。
そんな状況でしたが、最近アサーティブな行動が自然にできているなと実感することがありました。
この春、娘の小学校入学にともない朝学校まで送迎しているのですが、マンションの1階まで降りていくとエントランス近くには、なんと20人近くのお母さんたちが!
その数の多さには圧倒されましたが、私の行動は変わっていました。
「おはようございます」と笑顔で先手の挨拶に対し、お母さんたちからも明るい挨拶が返ってきました。
こわいと思っていたあの時のイメージ。それは私が勝手に作り出していた思い込みだったのです。
「人は自分が思っているほど自分のことを気にしていません」
こちらが良いボールを投げるのか、悪いボールを投げるのかで相手の反応が変わってきます。
人は自分を映し出す鏡なのかもしれません。
Vol.43 「スキルがいかされた瞬間」
先日、子育て講座の中でロールプレイを行なった後でひとりの受講生から「なんでそんなに褒めるんですか!私があまりに出来ない人間だから、そこまで褒めるんですね!」意見されました。
唐突な発言に驚きつつも、穏やかな口調で「あなたはそんな風に思われたんですね。私はあなたがありのままの気持ちを誠実に表現されていたから褒めました。」と動揺しつつも、率直に伝えました。
受講生は原家族の誰かを私に投影したのだろうと思い、これは受講生自身の問題であり、自分の問題ではないと捉え、バウンダリー(境界線)を引いて乗り越えました。この時、学んだスキルが活かされた瞬間を感じました。色々な場面で常に適切な自己表現が出来るとは限りません。けれど相手の気持ちを受け止めるだけでなく、自分の気持ちを率直に相手に伝えることで相互理解が深まり、一歩進んだよりよい関係が築けるでしょう。
今後も自分なりのアサーション・トレーニングに取り組んでいこうと思いました。
Vol.44 「アサーティブマンツーマントレーニングを受講しています。」
アサーティブマンツーマントレーニングを受講しています。
レッスンではアサーティブの考え方を学ぶだけでなく職場や家庭で起こる実際のケースをもとにアサーティブに話す練習ができます。
繰り返し練習をしたせいか気持ちに余裕を持って日々過ごすことができるようになった気がします。
筋トレと同じで人と対等に話ができる筋肉がついてきた感じです。
Vol.45 「研修を受けて」
介護職、薬剤師、看護師、言語聴覚士、放射線技師、事務局の方々からいただいた研修を受けての感想です。
●コミュニケーション技術などは他で受講しましたが、今回の研修では自分も大切にしながらという事で考えさせられました。アサーティブで自分を尊重し、相手の話を聞き、言葉のキャッチボールの大切さを今後、活かして行きたいと思います。
●自分はダメなんだと思っていましたが、自分もOKなんだと考えて良いと知ることができて良かったです。また、何か人に訴える時に感情が混ざってしまっていたと思うので、これからは簡潔に述べられるようにしたいと思いました。
●「アサーティブ」という概念について初めて学び、とても興味深かったです。Iメッセージのことは他で学んでいましたが、実践してみるものの、すぐ忘れ、YOUメッセージに戻っていました。今回は IとYOUのワークをやってみて、改めてIメッセージで伝える大切さを感じました。必要な場面で、実践アサーティブを使ってみたいと思います。
●研修を受けて、自分の感情・気持ちを知るようにして自分と向き合っていこうと思いました。今回学んだ伝え方のポイント5個、実践していきます。
●アサーティブという言葉を初めて知りました。自分の心と身体を大切にする権利があることがこの中の第一にある事に救われました。
●初めてしりました。自分をもう少し認めてあげてもいい、大切にしていい、発言してもいい権利があることがわかり、安心できました。日々、トレーニングしてみます。
●研修を受ける前はアサーティブコミュニケーションは「相手の気持ちを尊重する。相手の話を傾聴する。」というイメージを持っていましたが、自分が大事だという事がわかりました。「自分勝手」とは違うけれども「自分に素直、誠実」は難しいと思いました。ロールプレイがあって分かり易かったです。アサーティブになれない自分もOK.
●コミュニケーションは聞き手も努力が必要だと思いますが、伝える側の工夫も必要だと感じました。
●アサーティブが難しい事ではなく、自分を大事にし、自分を表現することである事。自分に正直に、責任を負う事が大事であるということが分かりました。
●自分も尊重したコミュニケーションを初めて知りました。ロールプレイで、順番をたてて、まとめるととても話しやすいし、聞きやすいと思いました。
●基本を学び、実践をしてみると、仕事や日常にアサーティブコミュニケーションを活用できることが多いのだと思いました。コミュニケーションは接客で一番の課題です。違った方向から目を向けることができました。今回参加できて、「問題を抱えないで良い」に私は救われました。