Vol.11 「対等な関係を創造する」

人は誰でも、容姿、体型、学歴、収入、社会的地位に代表される外的な力と、自尊心、知恵、共感する能力など様々な、目に見えない内的な力をもって生まれてきている。外的な目に見える力で上下の関係があるときでも、自分の中の内的な力に気づいて、その力を発揮していくことができれば対等でない関係を対等にできるらしい。そのためのアサーティブに対応するロールプレイにチャレンジしました。以下は自分の実際の経験をもとに考えたことです。同僚の一人が解雇された。パート全員が集められオーナーからその事実を告げられた。仕事をしながらこぼしていた愚痴が耳に届いたらしい。オーナーが居合せた訳ではないのに不思議だ。もう15年も前の事なのに思い出すと涙がこぼれてくる。
◎重要なのは私を主語にして話す=Iメッセージ。◎相手の目を見て話す。◎相手を尊重しつつ自分に率直に。もう一つは話すポイントを絞ること。「オーナー。私は安心して働きたいのです。そのような事で解雇されるようでは安心して働く事が出来ません。」ポイントは絞れたがこの気持ちをどの様に相手に伝えれば良いのだろう?しかし、最後の講義は風邪をひいて残念ながら欠席してしまった。講座に参加している仲間や講師からはどんなアドバイスを貰えたのだろうか。

S.O

Vol.12 「アサーティブ・トレーナー養成講座を受講して」

最近、アサーティブ・トレーニングを受ける前の私のことを思い出すことがあります。
いじめを受け始めたのは、小学校3年の時から。理不尽な「いじめ」に「NO」と言えず、毎日神様に祈る日々が続きました。結局、自分では解決することが出来ず、母親が担任に相談して私に対しての「いじめ」は終息しました。最後にいじめのリーダー格の女の子から「あたながはっきりとイヤと言っていたら、こんなことはしなかった」と言われた事を今でもはっきりと覚えています。
それから、ずっと「NO」と言えないでいる気がしています。いえ、本当は言いたくてしかたがないのに、言えない自分の代わりにその都度「NO」と言ってくれる人達を探して生きてきました。でも、親の庇護のもとで、一人で生活していた時は良くても、結婚して、一つの家族を形成していく上でそれは許されない状況になりました。それは、私が一番恐れていた事を意味します。
自分の事をしっかり見つめなおし、何をしたいのか、どうしたいのか、きちんと「NO」と言える事、きちんと怒りを表現する事が出来ず、苦しい状況の中で、アサーティブトレーニングと出会いました。
トレーニングの最初は、自分のいやな、自分でもふたをして見たくない自分自身をえぐり、あぶりだす作業がつらく、よく表現することをパスしたものです。「NO」と言われたら、私の存在そのものを否定された気になり、相手とどのように付き合ってよいのか分からなくなっていた私も、「NO」と言っても、言われても、私そのものがいやなのではなく、その事だけがいやなのだとトレーニングを受ける事によって、気付かされました。いじめられて苦しかった幼い時に、きちんと「NO」という事が出来たらよかった。そして、今の子供たちにとってもアサーティブをトレーニングすることはとても必要なことだと思いました。
今でも、つい気が付くとアサーティブでないことが多い私、ちっとも変化していない私、子供にばかり攻撃型で、怒りをストレートに表現してしまっている醜い私がいます。でも、そんな私を自分自身で受け入れながら、少しずつでもアサーティブになっていくことが出来たら、素晴らしいことだと思います。
最後に、私を辛抱強く、認め励ましてくれた素敵な恵子さんとすばらしい仲間に出会えた事にとても感謝して、これからも亀の歩みでトレーニングに参加していきたいと思います。本当にありがとうございました。

T.S (神奈川 40代)

Vol.13 「アサーティブを学び・・・そして、感じた様々なこと」

アサーティブな自分だと思い込んでいた、「私の、間違い探し」のスタートをして早や1年が過ぎました。まだ、まだ、ず~と続く様な気がしています。それは、私だけでしょうか?多分、共に学んだ一人ひとりの仲間が感じているのではないでしょうか・・・毎回、トレーニングで自分の気持ちを見つめ、感じ、気付きを表現することで、回を重ねるごとにアサーティブな方向に変化していく、そんな正直な自分を感じていくという充実した日々だったからだと思います。
アサーティブトレーニングは誰にも教えてもらえない自分の為のとても貴重で大切なトレー二ングだと思いました。アサーティブを学んで行く内に、これまでいいと思っていたことが、そうではないという事実に気付くことが出来ました。それは真剣さのあまり、人の境界線(=バウンダリー)をズカズカと侵し、侵入していた自分が居たことでした。相手にも境界線があり、アサーティブになる権利があることさえも気が付かず、相手を変えようとする言葉、良い状況に変えなければと、ただ、それだけにこだわり自分の気持ちだけが先走り、真に相手を理解しようとすることをしていませんでした。自分とは違う生き方、考え方もあるということにも気付かず、相手に対して対等でない自分の姿がはっきりと見えてきました。
これは、相手のことを思う一心での行動でしたので私にとって、とてもショックな結果でした。
それからは意識するようにしていますが、まだまだトレーニングが必要なのかもしれませんが今までよりはバウンダリーを意識し、冷静に考えられる様になれました。
アサーティブになるということは、心の奥の本当の自分の気持ちに気付き本心を知ることでした。
トレーニングで心を表現して来たことで、いままで気が付かなかった心の底に住んでいた様々な感情が変化していたことに気が付きました。多分、トレーニングをしていなけれ一生そのまま私の心に住み続けていた感情だと思います。
この様に、私のいくつかの思い違いを知り、誠実なコミニュケーションの方法を学ぶことが出来て本当に良かった!と叫ばずにはいられません!一人の人間としてもっと成長したいという思いが込み上げて来ます。ひとりでも多くの人に「あなたも きっと 大丈夫だから・・・」と伝えたい対人関係で違和感を感じている人達に、もっと自分らしく、さわやかな関係を築き、自分の人生を他人を思いやりつつ、自分らしくストレスのたまらない生き方が出来る事を伝えられたら と思います。尚且つひとりの人間としての自信や成長につながるコミニュケーション術、アサーティブトレーニングを多くの人に知ってもらえたらと痛感しています。そしてそれに少しでもお役に立てる自分になれたら 私も又、アサーティブの更なるトレーニングのスタートへと共に歩み成長出来たらと思います。

S.T (神奈川)

Vol.14 「職場の問題解決にチャレンジ」

今、私はアサーティブトレーニングで学んだことを仕事の場面で問題解決に向けてチャレンジしています。自分でロールプレイをしてのぞんでも、相手を目の前にするとどこかに飛んでしまい、パニックになったりします。そんな事を繰り返すうちに、やはり私は感情のバウンダリーを引くことが苦手だと気がつきました。相手にわかって貰いたい、どんな風に思われるだろうかが頭をぐるぐるして、いらない感情や言葉がくっついて、一番伝えたいことが相手に伝わらないという事の繰り返しです。
Iメッセージで自分の辛い気持ちを伝え、その事に責任をとる。それを相手がどのように思うかは相手の問題。こんなシンプルな事が実は私にとって一番難しいことなのです。自分ではIメッセージで伝えたつもりが、ついYOUメッセージで相手を責めてしまっている事もしばしばです。実は、1年前は、同じような状況で、不覚にも泣いてしまいました。私は、目の前にある高い壁に立ち向かい、自分が納得できるまで、あきらめずトライしていこうと思っています。簡単にあきらめて自分を責めてしまう、そんな以前の私が、ねばり強くあきらめない力もトレーニングの効果でしょうか?

S.T (神奈川 女性)

Vol.15 「アサーティブ・トレーナー養成講座の体験談」

私にとってこの一年のアサーティブトレーニングは、私を取り囲む柵がなんであったのかを知り、その柵を少しずつはずしていく作業であった気がします。一歩ずつですが扉を広げていくことができました。
自分の生きづらさからアサーションを学び始めましたが、トレーニングをしてわかった事は、私は自分の望みを思い込みや世間体、批判などで自らあきらめていたということでした。私は適切な自己主張をせず、そのスキルも知らず、主張してもよいということも知らなかったのだと思いました。そのため、日々の生活が窮屈なストレスの多いものとなり、自己憐憫に陥ったり、ふさぎこんだりしていました。私を囲んでいた柵の一つはクリスチャンホームで育ったことだと気づきました。原罪意識を心にきざみ、自己犠牲と謙遜の美徳を誤って解釈していたようです。自分の気持ちを控えることこそ大人だとさえ思っていました。今では、とても不自然で無理をしてきたと気づくことができました。自分と他人の境界線が引けなかった事も柵の一つであったと思います。自分の感情を大切な指針としてこれからは境界線を引けるようになりたいと思います。
トレーニングは、正直な気持ちで取り組む分疲れることもありました。怒りや批判の学習の後は、昔の怒りが思い起こされたり、不当な批判に対処できなかった過去の自分を思い感情が激しく揺れ動き困りました。私は今まで不当な批判であるということすら気づかなかったのです。ほめる、ほめられるの学習で、自己肯定感が高まったことも、嬉しいプレゼントとなりました。講師とクラスの方々に、今のままで素敵ですよと、繰り返し認めて頂けた事が、不思議と肯定感につながりました。ほめてくださる方々の好意がどれほど強いパワーとなるのか身をもって知りました。私は自己否定の柵も少しずつ手放していると思います。そして、柵を手放していくと同時にパワフルになる自分に気がつきました。私はアサーティブを勉強したので賢くなったし、パワフルだと、宣言してみました。以前の私には考えもつかない発言に感慨をおぼえました。今はまだ学習半ばで、アサーティブであろうとするあまり、過敏に反応したり、攻撃的になるなど試行錯誤の毎日です。しかし、私を取り囲んでいた柵を取り除き、成長を楽しみながら,自分の納得できるのびやかな自己表現ができることが、今後の私の抱負です。
私たちは、価値観の大きく違う人々とも人生を共にしなければなりません。共存共栄するための道しるべとして、この一年のアサーティブトレーニングがこれからの私の進むべき道をはっきりと示してくれたように思います。優れた講師の下、このような学習の機会を与えられましたことを嬉しく思い、心より感謝申し上げます。

N.Y (東京 AHC認定トレーナー)

Vol.16 「アサーティブを学んで」

「自分の気持ちを言っていいんだ」その事を知ってから、私の日常は確実に変化しています。ヘルパーという仕事柄、お年寄りの前では常に元気でいなければならない、神経質な方、身体の弱い方の前では咳ひとつしても嫌われる。と思っていました。
その為、自分の体調については一切口にせず、咳が出そうになると唾を飲み込み、息を止めての我慢状態。本当につらい思いをしていました。
ところがアサーションを知って“言ってもいいんだ”に後押しされ、「今日は咳が出るのでマスクをつけて活動しますね。」と言ってみました。すると「無理しないでね。」といたわりの言葉が返って来たのです。「なんだ、今までまわりを気にして自分で壁を作っていただけなんだ。」それからはNOと言えない壁、頼むのが苦手な壁、私の中の様々な壁が少しずつ消えていってます。もちろん、ちょっとした勇気と、それに伴なう責任がありますが。私の言葉が変われば相手が変わる。相手が変われば日常が変わる。日常が変われば人生が変わる。皆が”わたしもOK あなたもOK“の精神で社会が変わり、世界が変わる、今そんな期待をしています。

K.A (神奈川 女性)

Vol.17 「変化していく自分のコミュニケーション」

私は、マンツーマントレーニングを受けて、少しずつ今まで気づかなかった自分の人付き合いの癖を知ることができました。その癖を踏まえて、相手にどのように対応していっていいかをトレーナーの方と一緒に考え、練習することができます。
毎回、自分のペースで、その時の自分が解決したい問題にフォーカスして、ロールプレイしてもらうことは、とても効率的で結果が出やすいのではないかと思います。
まるで、家庭教師に苦手教科克服をしてもらっている感じです。次回までの宿題もしっかり出ますし・・(笑)
トレーニングの際にするロールプレイで言えたとしても、その通りにできるとは限りませんが、少し形が変になっても言える事が少しずつできてきたような気がします。
そんな小さな自分でも気づかない変化を、見つけてもらうことも私にとって、とても重要なことです。
自分の問題点に出会ってしまって、困惑したこともありますが、マンツーマントレーニングを受けることで新しい自分にちょっと変化した事がとてもうれしかったです。

H.T (川崎 40代)

Vol.18 「アサーティブトレーナー養成講座を修了して」

最近友人から人間関係の相談がありました。その友人は、親しくつきあっていた別の友人と密接になりすぎて2人の関係に変化があって悩んでいたのでした。私は、ちょうどアサーティ ブトレーニングで境界線(バウンダリー)のことを学んでいたのでその友人に誰にでも自分を守るために境界線があることを説明しました。そのことが客観的にわかると友人は、もやもやした気持ちが晴れてすっきりしたそうです。私は、素晴らしいと思いました。1年近く参加してみて、大切な自分への責任や自立していくことへの心構えが、このトレーニングで体験したこととつながっていることを実感しています。私は、今とてもパワーがでてきています。

Y.H

Vol.19 「ロールプレイの贈り物」

3年前、アサーティブトレーナー養成講座でやった初めてのロールプレイは、バスの中で理不尽なこと言われた場合、というものでした。当時、保育園に通っている娘二人を連れてバスに乗りました。バスの中は3,4人しか乗っている人がいませんでした。
優先席のシートが横向きで、小さな娘達を座らせるのに楽だったので、娘2人を優先席に座らせると、突然大きな声で「まぁ!子どもが優先席に座っているわ」と、お年を召した女性に言われてびっくりしてしまいました。
私はびっくりした後に怒りがふつふつと湧いてきました。その場面のロールプレイをやってみると、「空いている席は沢山あるので、そちらに座っていただけますか?」とすらすらと言う事ができました。それを言えた途端に、こういう風に言えていたら怒りも湧いてこなかっただろうなと思いました。実際、自分が怒っていたのは、その方の言ったことよりもそれに対して何も対応できなかった自分に怒っていたのだと思います。
自分の中で「もし何か言われても大丈夫」という自信ができて、その方への見方も変わったのだと思います。アサーティブのロールプレイは、コミュニケーションスキルを上げるだけでなく、自分に自信を与え、アサーティブに人や出来事を見ることができるようになるのが、とても大きな贈り物だと思いました。

M.T (神奈川)

Vol.20 「『ありがとう』の気持ちを言葉に・・・」

お友達同士の会話で、朝のごみ出しの話題になりました。今や世のだんな様方の朝の仕事の一つとなっているようですが、我が家も5年~6年前頃からか協力してくれるようになりました。毎回、本当に助かり、私は心からの感謝の気持ちをひとこと「ありがとう」と言葉に出して伝えることを心がけています。言った方も言われた方もとても爽やかな気持ちになります。家族でも、いや家族だからこそ、分かっていること、当たり前のことだからと、思っているだけでなくきちんと気持ちをことばで表現し伝えていくことがとても大切だと感じられる様になりました。その行為は相手を尊重し誠実に気持ちを表現するアサーティブなコミュニケーションそのものでした。家族だからこそ大切にしていきたいことだと思いました。アサーティブを学んだからこそ出来ているのかな?と思ったりもしています。

T.S (神奈川)