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Vol.7 「アサーティブマンツーマントレーニング体験談」

最近、アサーティブ・トレーニングを受ける前の私のことを思い出すことがあります。

いじめを受け始めたのは、小学校3年の時から。理不尽な「いじめ」に「NO」と言えず、毎日神様に祈る日々が続きました。結局、自分では解決することが出来ず、母親が担任に相談して私に対しての「いじめ」は終息しました。最後にいじめのリーダー格の女の子から「あたながはっきりとイヤと言っていたら、こんなことはしなかった」と言われた事を今でもはっきりと覚えています。
それから、ずっと「NO」と言えないでいる気がしています。いえ、本当は言いたくてしかたがないのに、言えない自分の代わりにその都度「NO」と言ってくれる人達を探して生きてきました。
でも、親の庇護のもとで、一人で生活していた時は良くても、結婚して、一つの家族を形成していく上でそれは許されない状況になりました。それは、私が一番恐れていた事を意味します。
自分の事をしっかり見つめなおし、何をしたいのか、どうしたいのか、きちんと「NO」と言える事、きちんと怒りを表現する事が出来ず、苦しい状況の中で、アサーティブトレーニングと出会いました。
トレーニングの最初は、自分のいやな、自分でもふたをして見たくない自分自身をえぐり、あぶりだす作業がつらく、よく表現することをパスしたものです。「NO」と言われたら、私の存在そのものを否定された気になり、相手とどのように付き合ってよいのか分からなくなっていた私も、「NO」と言っても、言われても、私そのものがいやなのではなく、その事だけがいやなのだとトレーニングを受ける事によって、気付かされました。
いじめられて苦しかった幼い時に、きちんと「NO」という事が出来たらよかった。そして、今の子供たちにとってもアサーティブをトレーニングすることはとても必要なことだと思いました。

今でも、つい気が付くとアサーティブでないことが多い私、ちっとも変化していない私、子供にばかり攻撃型で、怒りをストレートに表現してしまっている醜い私がいます。でも、そんな私を自分自身で受け入れながら、少しずつでもアサーティブになっていくことが出来たら、素晴らしいことだと思います。
最後に、私を辛抱強く、認め励ましてくれた素敵な恵子さんとすばらしい仲間に出会えた事にとても感謝して、これからも亀の歩みでトレーニングに参加していきたいと思います。本当にありがとうございました。

T.M (神奈川)