Vol.10 「しあわせの青い鳥」
私は、人と付き合っていく中で自分と他人とをわける境界線を上手く引くことが出来ません。いつも私は自分の気持ちを分かろうとするより、「相手にどう思われているか」など、いろいろなことが頭の中をめぐります。そして、相手に私の存在意味の答えを求めてしまいます。子供に対しても、もちろん「あなたのためにやっているのよ」というやさしい攻撃型で、子どもの境界線を平気で侵入してきました。子供の評価そのものが、自分の評価のように思えるからです。しかし、アサーティブトレーニングを受けることにより、まず自分を大切にすること。どんなに悩んでぐちゃぐちゃな私でも、自分自身を受け入れることにより、初めて他の人のことも受け入れることができることを学びました。まだまだ、克服しなければならないこともたくさんありますが、「大丈夫。そこにいていいんだ」という自分の中の声に耳を傾けていけたらと思います。いつも誰かに認められたい、幸せになりたいという気持ちをしっかり受け止めてくれる、幸せの青い鳥はまさに自分自身の中にいて、気付いてくれることを待っているのだと思います。 T.M (神奈川 40代) | |