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講座とエッセンスの体験談

Vol.22 「父にエッセンスを選んで」

写真 三年前に母が亡くなりました。長く看病していた私よりも、父の方がショックが大きかったようで、眠れなくなり、もともと好きだったお酒を多量に飲むようになってしまいました。そのような状態が長く続いたので、当時学んでいたフラワーエッセンスを飲ませてみようと思いました。それまでは、自分のためにエッセンスを選んで飲んでいましたが、今一つ効果が良く分からずにいたので、自分以外の人にエッセンスを選ぶのは初めてでした。

まず、父にフラワーエッセンスについての簡単な説明をしてから、今の気持ちや悩み、体調などを詳しく聞きました。昔から私は母親っ子で、父とはあまり面と向かって話をしたことなど滅多に無く、初めはとても照れ臭く感じました。しかし、私が次々と質問をしていくうちに、父の目が赤くなって行くのが分かりました。この時、私が選んだエッセンスは、スターオブベツレヘム、ハニーサックル、レッドチェストナット、アグリモニー、等でした。スターオブベツレヘムは、母(妻)を亡くしたショックに対して。ハニーサックルは、母との昔の思い出話ばかりを話すようになったため。レッドチェストナットは、私の外出などを過剰に心配するので。父に聞くと、私の身にもしも何かあったらと、とても心配だからとの事でした。アグリモニーは、父の話を聞いている時に「どんなに辛くても、口に出したらおしまいだ。」と言ったからです。確かに、父の口から辛いなどという言葉は、それまで聞いたことはありませんでした。 選んだそれぞれのエッセンスの説明をして、飲み方を伝えると、それから毎日欠かさず、自分から飲んでくれるようになりました。

しばらくすると、父は私が外出する時にあれこれ言わなくなりました。この変化はあまりにもハッキリと分かったので、私もびっくりしました。また、父の雰囲気も明るくなり、少しづつ元気を取り戻してきたように感じられました。本人にも聞いてみると、以前よりも良く眠れるようになったとの事でした。また、お酒の飲み方も少しづつ自分でセーブ出来るようになったようでした。

その後しばらくしてから、父には、突然お酒を大量に飲む時期が来ることがありました。お酒をたくさん飲むと、一方的に話をしてきて、批判的になり、ブツブツ文句を言って、とてもうるさくなります。そんな時に選んだのは、チコリー、アグリモニー、ヘザー、ビーチ、等です。チコリーは、話し相手がいなくて寂しくて、構って欲しいのではないか、アグリモニーは父のタイプ別エッセンスとして、辛いとか寂しいとか、本心を言うことが出来ないからなのではないかと思ったからです。 ヘザーは、相手に構わず一方的に話し、ビーチは人の批判ばかりするためです。それと同時に、私自身も、酔った父から影響を受けないように、ピンクヤロー(FES)を飲むようにしました。すると、父がお酒を飲んでうるさくしても気にならなくなりました。

フラワーエッセンスを飲むようになってからの父を観察しているうちに、父がお酒を大量に飲むタイミングなどが、何となく分かってきました。それは、天候の悪い日や、法事などの行事がある前のようでした。このような時は、本人にも自覚できないままにお酒を飲んでしまっているので、レスキューレメディーを中心にして、その時の状態に合わせて調整するようにしました。

あるとき父に、「なぜそんなにお酒を飲んでしまうの?」と聞いてみたところ、「心のモヤモヤを切り、気分を変えたいのだが、これといった趣味もなく、楽しみがお酒しかないから」との事でした。
これを聞いて私は、父がこれからも大量にお酒を飲み続けるのか、それとも他に違う生き方を選ぶかは、父本人が決めることであり、私が父にお酒を飲まずに他の楽しみを見つけて生きて行く事を望むのは、私の理想の押しつけであり、エゴイズムであると気づきました。たくさんお酒を飲んでしまう父であっても、そのまま受け止め、気長に見守って行くのが家族なのではないかと思いました。
そして、私に出来ることは、父の話を聞くことによって、その奥の心の声に気づき、エッセンスを選んで、少しでも父の心の重荷を軽減させてあげることしかないのだと思います。それと同時に、私自身が、どんな環境下にあっても、その影響を自然に受け流すことのできる、柔軟性と強さを身につけてゆきたいと感じるようになりました。

N.E (神奈川)