Vol.10 更年期のはじまりに
1年前、長男が大学に入学した春から私の更年期が始まりました。自覚はないまま、息子が夜遅く帰ることにイライラ、とにかく彼の行動全てに腹がたち、きっと鬼のような顔つきだったでしょう。 希望の大学に入った息子に対し、みなさんが「よかったね。よかったね。」と言われても、心から喜んでいない自分がいました。ちっとも嬉しくないし、怒り狂っている自分がいました。なんで、どうして？世界一不幸な母親でした。そしてフラワーエッセンスの入門講座でバッチフラワーエッセンスに出会い、初めて選んだカードが真っ青な空と黄色の花畑のマスタード、毛虫みたいに気持ちの悪いアスペンでした。38枚の中からこの2枚を選んだ自分を誇らしくさえ思っていたのを忘れもしません。このカードが、「うつ」の人に効果があるという文字を見た時、愕然としました。「更年期」を突きつけられ、初めて受け入れざるを得ない事に気付きました。
決して納得して飲んだ訳ではないけれど、少しでも自分の心が楽になるならと、1日4回必死で飲みました。1週間後、あの訳の解らない、自分ではどうする事もできなかった不安定でスッキリしないイライラした心が楽になっている事に気付きました。自分で不幸な母親役を演じていた事が解りました。これが私とフラワーエッセンスとの、運命の夢のような本当の出逢いでした。
匿名